陽明山火事の復興:台北のグリーン・ハートの1年の旅

国立公園の植生が火災の後、再生に直面していると内務省が報告
陽明山火事の復興:台北のグリーン・ハートの1年の旅

台湾・台北 – 内政部(MOI)の発表によると、台北の象徴である陽明山国家公園で発生した最近の山火事により、約4.5ヘクタールの植生が焼失し、完全な回復には約1年かかる見込みです。

小油坑レクリエーションエリア付近で発生したこの火災は、ススキやヤダケ林の一部を荒廃させました。内政部国家公園署の王成機署長は、地表の植生は破壊されたものの、根は大部分が生き残っており、自然回復への希望があると説明しました。4月14日の午前11時16分頃に発生した火災は、約32ヘクタールにわたり約5時間燃え続け、午後4時32分に鎮火しました。幸いにも、死傷者は報告されていません。

捜査当局は、火災が現場にあった国家科学技術委員会(NSTC)の空気質監視設備から発生したとみています。この火災はまた、ロープ、砂入りバリケード、森林トレイル沿いの木柱など、さまざまな公園設備にも被害をもたらしました。総被害額は170万台湾ドル(約5万2,260米ドル)から180万台湾ドルと見積もられています。

消防署の蕭煥章署長は、点火源と疑われている設備のリチウム電池モジュールとセンサー部品について、現在分析中であり、4月28日までに結果が出ると発表しました。分析後、台北警察と検察は15~30日以内に報告書をまとめる予定です。

これに対し、国家公園署は山火事予防への取り組みを強化しています。森林及自然保育署、消防隊、専門家、学者と協力し、森林火災早期警戒システムの強化を図ります。これには、合同訓練や国民向け防災教育が含まれており、次世代のために陽明山の自然の美しさを守ることを目指しています。



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